調和法律事務所・調和法務事務所 > 離婚 > 離婚調停が不成立となるケースとその後の対応

離婚調停が不成立となるケースとその後の対応

当事者間の話し合いで離婚の合意や離婚条件の折り合いがつかない場合、離婚調停で話し合いを行うことになります。

今回は離婚調停が不成立になるケースと、その後の対応について解説します。

離婚調停が不成立になる主なケース

離婚調停が不成立になるケースとして次のようなものが考えられます。

離婚条件が整わないとき

離婚調停は、あくまで双方の合意に基づいて成立するものです。

そのため、親権や養育費、財産分与といった離婚条件について、双方の主張が平行線をたどり、合意の見込みがないと判断された場合、調停は不成立となります。

調停期日の欠席が繰り返されたとき

調停期日に、相手方が正当な理由なく無断で欠席するようなことが続くと、話し合いの余地がないと判断され、調停が不成立となることがあります。

調停期日は、通常、1ヶ月から2ヶ月のあいだに1回程度行われますが、数回にわたって無断欠席が続くと、調停が不成立になる大きな要因となります。

相手方と連絡が取れないとき

相手方が行方不明であったり、刑務所に収監されていて連絡が取れないようなケースでは、調停は1回で不成立となることがあります。

話し合いの機会を設けることができず、調停手続を進めることが困難と判断されるためです。

離婚調停が不成立になった場合の対応

離婚調停が不成立になった場合、次のような対応が考えられます。

再度協議や調停で話し合う

不成立になった理由が、感情的な対立や一時的な条件の不一致にある場合は、時間を置いて冷静になり、もう一度当事者間で話し合うか、家庭裁判所に再度調停を申し立てて話し合いを再開するという選択肢があります。

状況が改善されれば、改めて合意に至る可能性もあります。

当事者同士の話し合いが難しい場合は、弁護士を代理人に立てて交渉を続けることも有効です。

離婚訴訟を申し立てる

調停での話し合いが全く見込めない場合や、再度の話し合いでも合意が難しいと判断した場合は、家庭裁判所に離婚訴訟を申し立てるという最終手段があります。

離婚訴訟では、裁判官が法的な根拠に基づいて離婚の可否や離婚条件を判断します。

判決が下されれば、相手方の意思に関係なく離婚が成立します。

まとめ

今回は、離婚調停が不成立になるケースや、不成立後に取るべき対応について解説しました。

離婚調停や訴訟を自力で進めると、不利な発言や準備不足によって不利益を被る可能性があります。

不安のある方は、早めに弁護士への相談を検討してみてください。

よく検索されるキーワードKeyword

資格者紹介Staff

齋藤 裕介弁護士
齋藤 裕介Yusuke Saito/弁護士

親切・丁寧・誠実に対応いたします。

法律問題でお困りの方が気軽に相談できるよう初回相談は45分まで無料で承ります。
お困りの際は一人で悩まずお気軽にご相談ください。
どうぞ、よろしくお願いいたします。

所属団体

  • 東京弁護士会
和田 大介弁護士
和田 大介Daisuke Wada/弁護士

法的な視点から分かりやすく、的確なアドバイスができるよう心がけております。

初回45分無料相談可能です。お気軽ご相談ください。

所属団体

  • 東京弁護士会
根本 幸一郎司法書士
根本 幸一郎Koichiro Nemoto/司法書士

わかりやすい言葉で説明する事を心がけています

ご相談される方は疑問や不安を抱えている事が多いので、それらを解消するために、わかりやすい言葉で説明することで、納得・安心・満足して頂けるようにする事を心がけています。
当事務所では45分までは無料相談となっていますので、安心してご相談下さい。

所属団体

  • 東京司法書士会
  • 公益社団法人成年後見センター・リーガルサポート東京支部

事務所概要Office Overview

名称 調和法律事務所
調和法務事務所
資格者 齋藤 裕介(さいとう ゆうすけ) 和田 大介(わだ だいすけ) 根本 幸一郎(ねもと こういちろう)
所在地 〒182-0026 東京都調布市小島町1丁目35番地4 クレール小島ビル3階
TEL/FAX TEL:042-440-3755 / FAX:042-481-0771
対応時間 平日9:00~19:00(事前予約で時間外でも対応可能です)
定休日 土曜・日曜・祝日
アクセス 京王線・調布駅中央口より徒歩3分 ※旧甲州街道沿いりそな銀行の向かいです。
  • 事務所写真
  • 事務所写真