離婚裁判には何年かかる？平均期間や長期化しないポイントなど

離婚を検討している方は、離婚裁判はどれくらいかかるのか、長期化せず最短で終わらせたいと考えるでしょう。

離婚裁判には事情が複雑な場合など、長期化しやすいケースがあります。

短期間で終わらせるためには、事前にポイントを確認しておくと安心です。

本記事では、離婚裁判にかかる平均期間や長期化しないポイントについて解説します。

離婚裁判の平均期間は約1～2年

夫婦同士の話し合いによって離婚成立させることを、協議離婚といいます。

協議離婚が成立するまでは、平均6ヶ月～1年かかるとされています。

夫婦間で話し合いがまとまらない場合は、家庭裁判所で調停委員が立ち会って合意を目指す調停離婚の手続きをします。

調停離婚も、平均6ヶ月～1年かかります。

調停手続も不成立の場合は、離婚裁判によって最終的な解決を図ります。

離婚裁判は、訴えを起こしてから終了まで、1～2年ほどかかります。

もちろん、半年ほどの短期間で終わるケースもあれば、3年以上かかるケースもあるので、1～2年程度という期間はひとつの目安でしかありません。

離婚裁判そのものは1～2年程度ですが、協議離婚や調停離婚も含めると、離婚成立するまでに3年程度はかかってしまいます。

離婚裁判を長期化しないポイント

離婚裁判が長期化すると、費用や時間がかかるだけでなく、精神的ストレスも溜まります。

離婚条件の優先順位をつける

そこで離婚裁判を最短で終わらせるには、判決よりも先に和解を成立させることがポイントです。

和解の成立には、離婚条件について相手の合意が必要です。

しかし、相手と揉めている場合は、ある程度譲歩しなければ和解が成立しません。

事前に離婚条件（養育費、親権、慰謝料など）について優先順位をつけておき、常に和解も視野に入れることで、離婚裁判の長期化を避けられます。

早期の離婚を望む場合は裁判前の決着を

離婚裁判前の、協議離婚や調停離婚の段階で和解が成立できれば、より早く離婚することができます。

協議あるいは調停離婚の時点から、法律の専門家である弁護士に依頼することで合意による離婚かまとまりやすくなるので、長期化を避けられるかもしれません。

さらに離婚条件などのアドバイスももらえるので、早期解決だけでなく有利な内容での解決も期待できるでしょう。

まとめ

今回は、離婚裁判の平均期間や長期化しないポイントについて解説しました。

離婚裁判の平均期間は1～2年程度ですが、夫婦間で揉めている場合などは長期化するケースがあります。

長期化すればするほど、精神的な負担は大きくなるでしょう。

ひとりで抱え込む前に、調和法律事務所・調和法務事務所へお気軽にご相談ください。