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親権争いで父親が勝つ場合とは?親権者を決めるポイントを解説

日本では圧倒的に母親が有利だと言われている親権争いにおいて、父親が勝つ場合はどのような要因があるのでしょうか。

この記事では、親権者を決めるポイントを解説することで、父親が親権を勝ち取ることができる可能性がある場合について考えていきます。

親権者を決めるポイントとは?

親権争いで最も重要なのは、子どもの利益が第一義となることです。

そのため、親権を決める際には、子どもの健康や教育、生活環境、そして親子の関係性などを考慮する必要があります。

このような観点から判断すると、父親が親権を勝ち取るポイントは以下のようになります。

 

●監護の意欲および能力

裁判所が最も重視するのは、子どもにとって最も適した生活環境を構成できる親であることです。

このため、父親が育児に積極的である場合、親権を勝ち取る可能性が高くなります。

この際には、単なる意思だけでなく、実際に子どもを監護する能力があることが重要です。

家事や育児を公平に分担し、子どもに十分な愛情と温かさを与えている父親は、親権を勝ち取る上で有利になります。

 

●子ども自身の意思

子どもが年齢とともに自己決定権を持つことができるようになると、親権の決定において子ども自身の意見を尊重することが求められます。

一般的には母親の方が父親よりも子どもが愛着を持ちやすい場合が多いですが、子ども自身が父親の方が良いという明確な意見を持っている場合は、父親が親権を獲得することができる可能性が高くなります。

 

この時、15歳以上になっているなど子どもから明確な意思が読み取れる年齢になっていたような場合には、子どもの意思がより重要な資料となります。

 

●子どもの環境が大きく変わらず、継続されること

裁判所には子どもの暮らす環境にできるだけ変化がない方がいいという考え方があるため、これまで子どもと長い時間を過ごしてきたほうの親に親権を与える傾向にあります。

 

ほかにも、さまざまなポイントがありますが、全体的にやはり母親に有利な判断基準になってしまっている傾向にあります。

親権争いで父親が勝つ場合とは

それでは、親権争いで父親が勝つ場合とはどのようなケースが考えられるのでしょうか。

 

まずは、母親の側に問題行動があるケースが考えられます。

具体的には、育児放棄、アルコール依存症や薬物依存症、不適切な人間関係、子どもを虐待するなど、子どものためにならない行動がある場合です。

 

次に、子どもが父親と暮らしたいという明確な意思を表示した場合です。

この場合、実際にあった事例では、ある程度の判断能力を認定できる中学生の子どもについては、父親に親権が渡ったというものがあります。

 

最後に、母親が勝手に家を出てしまい別居を行ったが、父親の下で暮らす息子にこれといって不都合がなかった場合です。

このような場合には親権争いで実際に父親が勝っているため、親権争いにおいて母親が有利な状況があるとはいえ、一定の場合には父親であっても親権を勝ち取ることが可能であるということができます。

まずは、諦めないで弁護士に相談してみることが大事です。

離婚に関する問題については調和法律事務所・調和法務事務所にご相談ください

一定の場合には、父親は親権を勝ち取る可能性があります。

しかし、親権争いでは、両親間の問題を冷静に見極め、最も子どもの利益にかなった決定をすることが求められます。

親権争いに関する問題を抱えている場合は、早い段階で弁護士などの専門家に相談することをおすすめします。

 

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